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2月14日(土)、井上靖ノベルウォーキング沼津編その2「洪作少年と仲間たちの青春舞台」を開催しました。
井上靖の自伝的小説「夏草冬濤」に登場する、洪作少年の友達・先生・想い出の人にスポットを当てて、ゆかりの場所を巡るウォーキングでした。
今回は井上靖文学館の学芸員・徳山さんも一緒に歩いてくださり、「洪作少年の周りの友達・憧れの女性・先生」をテーマに、行く先々で普段はめったに聞けない解説や裏話を聞かせてくれました。
洪作少年が仲間たちと青春時代を駆け抜ける舞台となった町・沼津は、至る所に「夏草冬濤」の聖地があります。
物語に幾度となく登場する御成橋、小説のラストシーンで西伊豆へ旅立つ船着き場、藤尾君や蘭子とれい子の家、下宿していた妙高寺、千本浜など、実際に洪作少年が過ごしていた場所を巡るだけで、各場所でのエピソードが目に浮かんできました。
妙高寺のモデルとなった妙覚寺では、ご住職から生前の井上靖のことや文学碑のエピソード、お寺の一人娘「郁子さん」の実際の話など、貴重なお話を聴かせてもらいました。
モンミュゼ沼津(沼津市庄司美術館)では、小説に「眉田さん」として登場する前田千寸先生に関するエピソードや資料の紹介があり、井上作品の文庫本の表紙を数多く手がけた版画家山口源氏の版木の見学もできました。
中でも、前田先生が生涯をかけて出版した「日本色彩文化史」は、日本に500冊しかない初版の実物を特別に公開して頂けました。
歩き終わってのお土産は、井上靖も愛したと言われる伊豆湯ヶ島の塩おはぎ!
井上靖ノベルウォーキングに合わせ、「森島おはぎ」さんがゴール地点の千本浜まで、作りたてのおはぎを配達して下さいました。
洪作少年の青春舞台を目で見て歩いて、ここでしか聞けない話を聞き、伊豆湯ヶ島のグルメも楽しむ。
特別な体験が盛りだくさんのツアーとなり、参加者の皆さまは大満足の様子でした。
ご参加頂いた皆さま、ご協力頂いた井上靖文学館徳山さん、妙覚寺さん、モンミュゼ沼津さん、森島おはぎさん、ありがとうございました。
井上靖ノベルウォーキングは長泉編に始まり、三島編、沼津編その1と続いて、今回の沼津編その2で4本目が揃って、ようやく全ツアーが完成致しました。
伊豆半島が育んだ大文豪・井上靖の足跡を辿る、長泉ならではのノベルウォーキングは、来年度以降もますますアップデートしながら継続していきます。
ご興味のある方はぜひ、お楽しみに!




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